55年にわたり受け継がれてきた奉仕の心と、
約半世紀にわたる姉妹クラブの友情。
その節目を、ともにお祝いしました。
2026年11月1日(日)、岐阜県高山市において、姉妹クラブである高山岊城(せつじょう)ライオンズクラブの結成55周年記念式典が盛大に開催されました。
あわら三国ライオンズクラブからも伊藤秀樹会長をはじめ会員が出席し、記念すべき節目をともにお祝いしました。
会場には、ライオンズクラブ関係者をはじめ、多くの来賓や各地の友好クラブの皆さまが集まり、55年にわたり地域とともに歩んできた歴史を振り返るとともに、これからの活動への思いを共有する式典となりました。
01 55周年のテーマ「つなぐ」に込められた思い
式典では、高山岊城ライオンズクラブの黒田太郎会長から、長年にわたりクラブを支えてこられた先輩会員や地域の皆さま、そして姉妹クラブをはじめとする関係者への感謝が述べられました。
今回の大会テーマは、「つなぐ」。
この言葉には、先輩方が築いてこられた奉仕の歴史と精神を次の世代へ受け継ぐこと、そしてクラブ同士の友情と絆をさらに深め、未来へつないでいくことという、二つの思いが込められています。
55年という歳月の中で、時代も社会も大きく変化してきました。その中でも、地域のために何ができるのかを考え、仲間とともに行動を続けてこられたこと。その積み重ねが、今日の高山岊城ライオンズクラブを支えています。
黒田会長のご挨拶からは、これまでの歴史への敬意とともに、新たな時代へ奉仕の精神を引き継いでいこうとする決意が伝わってきました。
02 地域の未来に残る二つの記念事業
今回の55周年では、地域の皆さまに長く親しまれることを願い、二つの記念事業が実施されました。
城山公園・如意ヶ丘への記念植樹
一つ目は、高山市の城山公園・如意ヶ丘へのコバノミツバツツジ21本の記念植樹です。
高山岊城ライオンズクラブでは、5年前の結成50周年記念事業として、同じ場所に東屋を整備し、高山市へ寄贈されています。
今回はその東屋の近くに、春になると美しい紫紅色の花を咲かせるコバノミツバツツジを植樹されました。
50周年で整備した憩いの場所に、55周年で新たな彩りを加える。こうした取り組みは、一度の記念事業で終わるのではなく、地域の財産を少しずつ育て、次の世代へ引き継いでいくという、まさに大会テーマを形にした奉仕活動だと感じます。
スカイパークへの木製モニュメント寄贈
二つ目は、北アルプスの雄大な山並みと高山市街地を一望できるアルプス展望公園「スカイパーク」への記念モニュメントの寄贈です。
飛騨高山らしい木材を使用し、「TAKAYAMA」の文字をかたどったモニュメントが制作されました。
訪れた人が記念写真を撮り、その写真を家族や友人と共有することで、高山の魅力がさらに広がっていくことを願ったものです。
地域の景観を生かしながら、新たな思い出が生まれる場所をつくる。二つの記念事業には、地域を大切に思う気持ちと、未来を見据えた奉仕の姿勢が表れています。
式典では両事業の目録が高山市へ贈呈され、その貢献に対して高山市から感謝状が贈られました。
03 55年にわたり積み重ねてきた奉仕活動
高山岊城ライオンズクラブでは、城山公園の清掃活動をはじめ、青少年の健全育成、福祉施設との交流、献血推進など、さまざまな奉仕活動を継続されています。
なかでも、福祉施設の皆さまとの交流を目的とした「地域交流りんご狩り」は、今回で30回を迎える取り組みとして式典でも紹介されました。
こうした活動を長く続けていくことは、決して簡単なことではありません。時代とともに地域の課題は変わり、活動を支える会員も世代交代していきます。
それでも、地域に必要とされることを考え、仲間と協力しながら活動を続ける。その姿勢こそが、地域からの信頼につながっているのだと思います。
式典では、長年にわたりクラブの発展に貢献された南和美ライオン、橋本正彦ライオンへの記念表彰も行われました。
先輩会員の皆さまの功績に感謝し、その経験と精神を次の世代へ伝えていくことも、クラブにとって大切な活動の一つです。55周年という節目に、改めて奉仕を続けることの意義を感じる機会となりました。
04 1977年から続く、姉妹クラブとしての友情
高山岊城ライオンズクラブとあわら三国ライオンズクラブは、1977年4月に姉妹クラブとして提携し、約半世紀にわたって交流を続けてきました。
今年9月には、黒田会長をはじめ高山岊城ライオンズクラブの皆さまが当クラブの例会にお越しくださり、55周年記念式典への思いや、これまでの交流への感謝を直接お聞かせいただきました。
そして今回、私たちが高山を訪れ、ともに55周年をお祝いすることができました。
長い年月の中では、両クラブともに多くの会員が入れ替わり、活動の形も変化してきました。それでも、こうして互いの地域を訪ね、顔を合わせ、近況を語り合える関係が続いていることは、大変ありがたいことです。
姉妹クラブの交流は、記念式典への出席や公式行事だけではありません。それぞれの地域で取り組んでいる奉仕活動について学び合い、時には悩みを共有し、仲間として励まし合うことも大きな価値があります。
先輩会員の皆さまが築いてこられた交流を、今の会員が受け継ぎ、さらに次の世代へ伝えていく。今回の55周年は、その大切さを改めて感じる節目となりました。
05 祝宴で深まった交流の輪
記念式典の後には祝宴が開催され、参加された皆さまとの交流が一層深まりました。
会場では、マグロの解体実演も披露され、職人の見事な手さばきに注目が集まりました。温かなおもてなしの中、各地から集まった会員が食事を囲み、和やかな時間を過ごしました。
また、会員同士の親睦の場でも、笑顔があふれ、親しい仲間との再会を楽しむ姿が見られました。
真剣に地域の課題と向き合い、奉仕活動に取り組むこと。そして、活動をともにする仲間との時間を大切にすること。その両方があるからこそ、ライオンズクラブのつながりは長く続いていくのだと思います。
半世紀近くにわたる姉妹クラブの友情も、こうした一つ一つの交流によって育まれてきたものです。
06 友情と奉仕の心を、これからの未来へ
今回の55周年記念式典を通じて、改めて感じたのは、クラブの歴史とは、人と人とのつながりによって築かれていくものだということです。
地域のために行動してきた先輩会員の皆さまがいて、その活動を支えてくださる地域の方々がいて、同じ志を持つ仲間がいる。その積み重ねが、55年という長い歴史をつくってこられました。
そして、地域に必要とされる奉仕活動を続けることと、その活動を担う仲間を育てていくことは、これからのライオンズクラブにとっても大切なことだと思います。
あわら三国ライオンズクラブも、姉妹クラブとして築いてきた友情を大切にしながら、互いの活動から学び、それぞれの地域で必要とされる奉仕を続けてまいります。
また、これまでの交流を次の世代の会員にも引き継ぎ、クラブの垣根を越えた友情の輪をさらに広げていきたいと思います。
高山岊城ライオンズクラブの皆さま、結成55周年、誠におめでとうございます。
そして、盛大な記念式典の開催にご尽力いただいた皆さま、温かくお迎えいただいた会員の皆さまに、心より感謝申し上げます。
これからも、ともに地域の未来を育み、奉仕の心をつないでいきましょう。
― われわれは奉仕する。